ヴィンテージの雰囲気はそのままに、モードな光沢を再現しました!「HERMESだから無理」と言われても、再メッキで蘇らせられます

ヴィンテージHERMES「セリエ シェルリング」をK18メッキでカスタムリペア!
ブランドの魅力を、もう一度、手元に。
エルメスといえば、言わずと知れた世界的なラグジュアリーブランド。その中でも、今回お預かりした「セリエ シェルリング」は、ヴィンテージならではの個性と、他にない雰囲気を持つ逸品です。
リングの中央にはHERMES PARISの文字が刻まれ、虹色に輝くシェルがアクセントとして収められているデザイン。クラシックでありながら、モードな存在感を放つこの指輪は、多くのファッション愛好家にとっても特別なアイテムです。
しかし、長年の使用や保管環境により、表面のメッキはくすみや黒ずみを生じていました。素材そのものに問題はないものの、見た目としてはどうしても輝きが損なわれ、日常使いしにくい状態となっていました。
「せっかくなら、メッキカラーを変更したい」
「シェル部分はそのままに、リングの外観を蘇らせたい」
そんなご要望をお聞きし、今回私たちはK18カラーの厚メッキカスタムを施すことになりました。
加工のポイント:シェル部分はそのまま、リングだけを生まれ変わらせる
このリングの最大の特徴でもあるシェル部分は、光の角度によって青・紫・緑などの色を反射する繊細なつくり。メッキ加工中に薬品などが誤って触れてしまうと、その美しい表情を損ねる恐れがあるため、今回はまず「シェル部分の完全マスキング」を徹底して行いました。
つぎに、リング全体の表面をなめらかに整え、下地処理をしっかりと施します。ここでは、古いメッキ層を適切に処理することで、今回のK18メッキがしっかりとのるように調整しています。表面の凹凸を整えた後、純度の高いK18カラーの厚メッキを施しました。
加工前と加工後の変化
加工前のリングは、全体的に色がくすんでしまい、元のデザインが活かされていない状態でした。とくにリングの側面部分には、小傷が複数見られ、光を受けても反射が鈍くなっていました。
加工後のリングは、まるで新品のようなゴールドの艶感が戻り、中央のシェルとのコントラストが際立っています。シェルの虹色の反射が、ゴールドとの相性抜群で、以前よりもいっそう上品で高級感のある佇まいに仕上がりました。
ブランドアイテムでも対応可能。断られた方も一度ご相談を。
今回のようなブランド製リングやヴィンテージアクセサリーのメッキ加工について、他店では「ブランド品のメッキはお受けできません」と断られてしまうケースも多くあります。
ですが、私たちアクセ加工ドットコムでは、ブランド品の構造・素材に配慮し、ひとつひとつ手作業で対応しています。
たとえば、
- シェルや天然石がついていても、部分的にマスキングを施す
- メッキの密着がしにくい合金でも、特殊処理で定着を高める
- ブランドロゴ部分をしっかりと残しながら磨きを入れる
といったように、**「見た目の美しさ」と「元の雰囲気の尊重」**の両立を常に意識して加工を行っています。
こんな方におすすめ!
- HERMESのリングをお持ちで、メッキの剥がれや変色が気になっている方
- ヴィンテージアクセサリーを現代風にアレンジしたい方
- ブランドアイテムでも安心してリペアを任せられる職人を探している方
- ゴールドカラーのアクセサリーが好きで、復元したいリングをお持ちの方
- 他店で「加工不可」と言われたアイテムに再チャレンジしたい方
おわりに:蘇ったリングは、また新たなストーリーを刻む
HERMESのような歴史あるブランドのアクセサリーは、一つひとつに特別な背景や思い出が込められていることも多いもの。今回お預かりしたセリエ シェルリングも、お客様にとって大切な存在だったことが、打ち合わせ時のやり取りからも伝わってきました。
そのアイテムに、また新たな輝きを与えることができたこと、私たちにとっても大きな喜びです。
「また身に着けてお出かけしたい」そんな声をいただけるたび、アクセサリー加工という仕事の奥深さと責任を実感します。
あなたの大切なジュエリーも、もし今は眠っているのだとしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。メッキ剥がれ・変色・カスタム加工など、ブランド品であっても対応可能です。新品のような見た目だけでなく、「また使いたい」と思える状態にお戻しいたします。
修理加工前
修理加工後


