鉄製プレートに刻む深彫りレーザー加工！「深彫りオリジナルネックレス（喧嘩札）」祭り仲間だけの特別感。

【加工事例】祭り仲間だけの “オリジナルネックレス製作（喧嘩札）”

支給いただいた鉄製プレートに、レーザー刻印深彫り＋磨き仕上げ 

祭りの時期になると、地元の方々やチーム一同で身につけるオリジナルアイテムのご相談を頂く機会が増えます。

今回ご依頼いただいたのは、お祭りの仲間だけで共有できる “鉄製プレートネックレス”） の制作です。

「同じデザインを全員で着けて、祭り当日の結束感を高めたい」
「既製品では味気ないので、もっと自分達だけの物が欲しい」

そんなご相談から、支給いただいた鉄製プレートを使用し、レーザー刻印による深彫り加工と、最終の鏡面磨き仕上げを行いました。

加工業者の視点から、実際に行った加工工程・こだわり・注意点などを詳しくご紹介します。

祭り用のオリジナルネックレス製作をご検討中の方にも、参考になる内容です。

■ 今回のご依頼内容

• 素材：支給品（鉄製プレート）
• 仕上げ内容：
  ① レーザー刻印 深彫り
  ② 全体の磨き仕上げ
• 用途：祭り用のオリジナルネックレス
• デザイン：チーム名

支給いただいた鉄製プレートは、厚みがしっかりしており耐久性も十分。
そのままでもワイルドな感じがありますが、レーザー刻印を深く彫り込むことで、デザインがメインのプレートが出来上がります。

これによって、祭りのような動きの多いシーンでもデザインが消えたように見えることがありません。

■ データ確認と刻印深度の調整

まずは、お客様からいただいたオリジナルデータをチェックします。
祭り用のアイテムは屋外での使用が多く、汗・摩擦・衝撃など負荷が大きいため、深彫りのレーザー刻印が適しています。

レーザー刻印は表面を焦がすだけの浅いマーキングとは違い、金属をしっかり削り込む加工です。
深さが浅いと磨き工程で刻印部分が消えてしまう為、今回は強めの設定で彫り込みを行いました。

◎ 職人が気をつけているポイント

• 文字が潰れないギリギリの深さ
• 鉄特有の反射のムラを抑える設定
• データの線幅に合わせた出力調整

特に祭り用のオリジナルネックレス製作においては、遠くから見たときのインパクト」が重要です。
彫りが浅いとデザインの影が薄くなり、光の角度によって見えづらくなってしまうため、刻印の深さには細心の注意を払います。

■ レーザー刻印深彫りの工程

実際のレーザー刻印作業では、

• 彫り込みの深さ
• 文字周りの焦げの除去
• エッジの立ち方
• 表面温度の管理

など、多くの確認項目があります。

鉄はステンレスや真鍮に比べて熱が入りやすいため、刻印途中で温度が上がりすぎると歪みや色ムラの原因になります。
そのため、一定の刻印ごとに冷却時間を入れながら慎重に進めました。

深彫りレーザー刻印は彫刻機とは違い、熱で金属を削っていく加工方法です。
そのため、焦げのような酸化皮膜が周囲に付くことがあり、それを後の磨き工程で丁寧に整えていきます。

刻印が終わった時点で、デザインはしっかりと立体感のある仕上がりに。
触れば、指先ではっきりと段差を感じられるほどの深彫りです。

■ 3. 全体の磨き仕上げ

刻印が完了したら、次は磨き工程です。
今回は、祭りでの使用を想定し、以下の点を重視しました。

• ① プレート全体の光沢

屋外の光を反射し、デザインの立体感がより強調されるよう、鏡面寄りの磨きを行いました。
ただし、光沢が強すぎると使い始めの指紋や傷が目立ちやすいため、バランスを見て調整しています。

• ② 刻印部分のバリの出方の調整

レーザー刻印加工による深彫りは、必ずバリが出ますので特に鉄は真鍮などよりもバリが出ます。
レーザー刻印機のパラメーターの細かい調整を重ね、なるべくバリが出ないような設定にしました。

• ③ 汚れの原因となる酸化皮膜の除去

レーザー刻印時に出た酸化皮膜を丁寧に研磨し、鉄特有のムラを除去します。
これによって、仕上がりの均一感大きく向上します。

■ 4. 完成した祭り用オリジナルネックレス

加工を終えたプレートは、デザインがはっきりと浮き出た力強い印象に仕上がりました。

祭りの衣装にも映える存在感があり、仲間みんなで着用しても統一感が出ます。

オリジナルネックレス製作の中でも、鉄プレート×深彫りレーザー刻印は特に人気の組み合わせです。

理由は以下の通りです。

• 長期間使用してもデザインが消えない
• 祭りの激しい動きに耐えられる
• 重量感があり“本物らしさ”がある
• チームのロゴや文字の迫力が強調される

特に祭りのようなイベントでは、多少の傷や使用感がむしろ“味”として楽しめるため、鉄材との相性は抜群です。

■ 5. 祭り用ネックレスを製作する方へのポイント

これからオリジナルネックレス製作をご検討される方に向けて、加工業者目線のアドバイスも記しておきます。

• 深彫りのレーザー刻印を選ぶ

祭りでは汗・摩擦・雨など環境の変化が大きいので、表面マーキングは消えやすいです。
必ず 「深彫りレーザー刻印」 を選びましょう。

• データは太め・シンプルがベスト

細い線や繊細すぎる文字は、深彫りに向きません。
太めの文字・シンプルな形状の方が、屋外でも圧倒的に見やすいです。

• プレートの素材は事前に要確認

鉄・真鍮・ステンレスなど、素材によって刻印の仕上がりが変わります。
支給品であれば、事前に素材だけ教えていただけると作業がスムーズです。

■ 今回の加工では

「祭り仲間だけのオリジナルネックレス製作」 をテーマに、
支給いただいた鉄プレートへ 深彫りレーザー刻印＋磨き加工 を施しました。

深彫り刻印は

• デザインが消えにくい
• 遠目でも見える
• 祭りの衣装と相性が良い
  というメリットがあり、祭り用アイテムとして非常に人気があります。

オリジナルのネックレスを作ることで、祭りでの一体感はもちろん、仲間だけの記念品としてもずっと残る特別なアイテムになります。

祭り用のオリジナルネックレス製作をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

レーザー刻印の深彫り、磨き仕上げ、支給品加工など、職人が丁寧に対応いたします。