0.8mmの深彫りで存在感抜群。一生モノのオリジナルリング製作!持ち込みリングもOK!自分仕様のレーザー刻印カスタム

SV製印台リング|名入れ・レーザー刻印・燻し加工で仕上げた
世界にひとつだけのオリジナルリング
今回ご紹介するのは、お客様が長年身につけてきた SV製印台リング を、当工房にて 名入れ・レーザー刻印・燻し加工・鏡面磨き まで行ったカスタム加工の事例です。
印台リングは、面の広いデザインを活かして オリジナルリング として仕上げるのに人気が高く、特に レーザー刻印 を使った深彫り加工は、彫金では再現できない緻密さが大きな魅力です。
今回のご依頼は
「自分のイニシャルをしっかり深く彫りたい」
「彫った部分に燻し加工を入れて、コントラストを出したい」
「全体は鏡面磨きで新品のように輝かせたい」
という、とても明確なカスタム希望をいただきました。
仕上がったリングは、まさに世界にひとつだけの オリジナルリング。
職人としても手応えのある、完成度の高い一本になりました。
■ 加工前の状態
お預かりした段階では、リング表面に細かな傷が多数あり、長年の使用によるくすみも見受けられました。
印台部分は完全なフラット面(無刻印)のため、ここに 名入れ としてイニシャルの レーザー刻印 を深く施していく、というのが今回のメイン作業です。
印台リングは表面のわずかな歪みでも刻印の仕上がりに影響するため、まずは面の状態を慎重に確認します。
■ レーザー刻印深彫り
今回の レーザー刻印 では、お客様が希望とする文字をフォントリストから選んでいただき
深彫りで約0.5〜0.8mm程度掘り下げる ことで、存在感のある仕上がりを目指しました。
レーザー刻印は
- 手彫りでは不可能な均一の深さ
- 細部までシャープなライン
- デザインデータ通りの精度
という利点があり、特に 名入れ・オリジナルリング の制作では絶大な人気があります。
今回は印台リングの平面を最大限活かすため、刻印の角度・中央位置・リングサイズとのバランスを計算した上で刻印を行っています。
深彫りした段階では金属が焼けたような色味が出ていますが、これは問題ありません。
この段階ではまだ荒々しい見た目ですが、ここから 燻し加工 と 鏡面磨き を施すことで、印象が大きく変わります。
■ 燻し加工 + 鏡面磨き(完成品:画像左)
深彫りされたレーザー刻印の溝に 燻し加工 を行うことで、文字の陰影がはっきり出て、立体感が一気に増します。
燻し加工はSVの魅力を引き出す加工で
- 彫りの深さがより際立つ
- 文字が黒く沈んで視認性が高まる
- アンティーク風の味わいが出る
という効果があります。
さらにリング全体には 鏡面磨き を行い、深く彫った刻印部分とのコントラストが最大限に引き立つ仕上げを実現しています。
鏡面磨きは金属表面を均一に整える作業で、リングの側面・内側まで丁寧に磨き上げました。
結果として、刻印の黒 × リングの白い輝きが美しく映える、オリジナル性の高い印台リングに仕上がりました。
■ 職人として感じたポイント
印台リングに限らず、名入れ や レーザー刻印 を行う場合は、単に刻印すれば良いわけではありません。
刻印が美しく見えるためには
- 表面の下地処理
- 面の均一さ
- 刻印の深さ
- 刻印後の磨き方
- 燻し加工の濃さ
これら全てが連動します。とくに今回のように オリジナルリング として完成度を求める場合、工程ごとに細かい調整が必要です。
実際、同じデザインでも
- 燻しを入れるか
- 鏡面に仕上げるか
- マット加工にするか
などで全く違う指輪になります。
今回のリングはその中でも「刻印を主役にする」仕様で制作しました。
■ こんな方におすすめの加工です
- オリジナルリングとしてイニシャルや記号を入れたい
- 世界にひとつだけの名入れリングを作りたい
- プレゼント用に特別感を出したい
- 手持ちの印台リングをアップグレードしたい
- レーザー刻印で細かいデザインを入れたい
- 燻し加工でアンティーク感を加えたい
- 長年使ったリングを一度リフレッシュしたい
SV素材のリングは後加工の自由度が高いため、カスタムの幅が広いのも魅力です。
■ 今回ご紹介した加工は
「名入れ × レーザー刻印 × オリジナルリング制作 × 燻し加工」という、印台リングの魅力を最大限に引き出す組み合わせでした。
レーザー刻印の深彫りにより、世界にひとつだけの 名入れリング が完成。
さらに燻し加工を入れることで重厚感が増し、鏡面磨きによって新品以上の輝きが蘇りました。
名入れのオリジナルリングを作りたい方、レーザー刻印で自分だけのデザインを入れたい方、燻し加工で雰囲気を出したい方には、特におすすめの加工内容です。
修理加工前

修理加工後





