思い出の詰まったジュエリーに、新たな命を吹き込む修復事例!経年劣化を逆転させたフルコース仕上げ

DIORリングをK18厚メッキ+キュービック交換で新品仕上げ
DIORのリングは、ブランドならではのデザインと華やかさで、多くの方に長年愛されてきました。しかし、長期間使用すると、表面の輝きが失われたり、小さなキズやメッキの剥がれが出てきます。さらに、中央にあしらわれた石も曇りが出てきたり、欠けが見えることもあります。
今回ご依頼いただいたのは、DIOR製リングの修理加工です。内容は、K18メッキ新品仕上げ+厚メッキ+クリア塗装+石の脱着(キュービック交換)。デザイン性を保ちながら新品のように蘇らせるための、複合的なリペアとなりました。
ご依頼の背景
お客様が大切にされていたDIORリングは、長年の愛用で全体の色味が落ち、リングの金属部分が部分的にくすんでいました。また、中央に留められていた石は透明度が下がり、ブランドリング本来の存在感が失われてしまっていました。
「新しく買い直すよりも、思い入れのあるリングを修理して使いたい」
「石も新しいものに交換し、綺麗にしたい。」
そんなご要望にお応えするため、リング修理の基本工程に加えてキュービック交換を行うことにしました。
加工前の状態
- 表面の金色が全体的に薄れ、輝きが鈍い
- 細かいスリ傷がリング全体に広がっている
- 石の透明感がなくなり、輝きが感じられない
この状態では普段使いにも不安が残るため、しっかりとしたK18メッキ修理と石の交換が必要でした。
加工の流れ
① 石の脱着(キュービック交換準備)
まずは中央の石を外し、リング枠を丁寧に整えました。石を外す際は枠が変形しないよう細心の注意を払い、交換するキュービックに合わせて爪の形を微調整しました。
② 研磨作業で土台を整える
リング表面の小キズを研磨で丁寧に処理しました。傷を消し去るだけでなく、光沢を均一にすることで、次に施すK18メッキが一層美しく仕上がります。
③ K18厚メッキを施す
土台を整えたら、リング全体にK18厚メッキを施しました。通常のメッキよりも厚みを持たせることで耐久性が向上し、色合いにも重厚感が出ます。ブランドジュエリーならではの上質な輝きを再現するために欠かせない工程です。
④ クリア塗装で保護
さらに表面にクリア塗装を加え、ゴールドの色味を守る透明な保護層を作りました。これにより、汗や皮脂、化粧品による変色を防ぎ、リング修理の効果を長持ちさせます。
⑤ 新しいキュービックをセット
最後に、新しいキュービックをセッティングしました。透明度が高く光をよく反射するため、K18メッキのゴールドとの相性も抜群です。石留め部分をしっかりと仕上げることで、普段使いにも安心できる強度を確保しました。
完成後の仕上がり
修理を終えたDIORリングは、まるで新しいジュエリーのように輝きを取り戻しました。
- K18厚メッキによる鮮やかなゴールドが均一に広がり、新品同様の輝きへ。
- クリア塗装により、日常使いでも長く輝きを保てる仕上がりに
- 新しく交換したキュービックがリング中央で強く輝き、全体の印象を一新
お客様からは「新品を買い直したかのよう」「キュービックの透明感が想像以上に美しい」と、大変ご満足いただけました。
こんな方におすすめ!
今回のようなDIORリング修理+K18メッキ加工+キュービック交換は、次のような方に特におすすめです。
- ブランドリングを新品同様に蘇らせたい方
- 石の透明感が落ちてきて気になっている方
- 長年愛用したリングをこれからも大切に使いたい方
- 買い替えずに修理でコストを抑えたい方
- 贈り物や記念日のためにリングを綺麗に整えたい方
ブランドジュエリーは長く愛用できる反面、経年で輝きを失うことがあります。しかし、リング修理・K18メッキ加工・キュービック交換といった工程を経ることで、新品同様に蘇らせることが可能です。
今回のDIOR製リングも、K18厚メッキとクリア塗装で輝きを取り戻し、新しいキュービックをセッティングすることで、全体の存在感を大きく引き上げました。
大切なジュエリーをもう一度輝かせたいとき、「買い直す」のではなく「修理する」という選択肢を、ぜひご検討ください。
修理加工前
修理加工後


