シルバーの変色・傷をリセットし、高級感あふれるゴールドリングへと蘇らせた職人の加工修理
【シルバーリングK１８メッキカスタム】K18メッキによる新品仕上げ・再メッキ加工レポート｜シルバーリングの錆取りで輝きを復活
■ 加工前の状態：シルバーリングの変色と劣化の進行
今回お預かりしたのは、流れるようなラインが美しいシルバーリング（。
お客様の愛用期間が長かったこともあり、リング全体に変色・黒ずみ・くすみが広がっていました。
シルバーリング変色の原因としては、空気中の硫化物による酸化や皮脂汚れの蓄積が挙げられます。特に内側の変色がひどく、光沢を完全に失い、細かな傷や汚れも多数確認できる状態でした。
このような状態では、高級感があるSV９２５製の良さが無くなってしまいます。ここから、再メッキと錆取りを含む新品仕上げによって、美しさを取り戻す加工に入っていきます。
■ 加工工程と職人のこだわり：K18メッキで再仕上げ
◎ シルバーリングの錆取りと丁寧な下地処理
まず最初に行ったのは、シルバーリング変色に対する錆取りです。
超音波洗浄と専用クリーナーを用いて、リングに蓄積した酸化膜や皮脂汚れを除去。特に内側の深い変色部分は、数回に分けて処理を施しました。
次に、内側と表面に広がる傷やくすみを、バフ研磨と手磨きで滑らかに整えます。フォルムを崩さぬよう注意を払いながら、新品仕上げとして理想の下地状態を目指しました。
錆取りと再メッキの土台作りとして、ここが最も重要な工程のひとつです。
◎ K18メッキによる再メッキ仕上げで高級感を復活
下地が整った段階で、いよいよK18メッキによる再メッキ加工を施します。
K18ゴールドの輝きを最大限に引き出すため、厚み・均一性・密着性にこだわった丁寧な再メッキ処理を実施しました。
再メッキによって、シルバー製リングの変色が完全に隠れ、新品仕上げのような光沢が生まれました。ゴールドカラーが光を柔らかく反射し、立体感のある美しい仕上がりとなっています。
また、シルバー製のアクセサリーはメッキをかけないとすぐにまた黒ずみが起こる為、カスタムも兼ねてK18新品仕上げをし改めてメッキの重要性を感じました。
■ 仕上がりの印象：まるで新品、再生されたジュエリー
完成したリングは、まるで新品のような輝きを放つ仕上がりとなりました。
再メッキと錆取りを組み合わせた新品仕上げによって、くすみと変色は完全に取り除かれ、K18ゴールドの色味が柔らかく肌になじむ、非常に上質な印象のリングに生まれ変わりました。
シルバーリングの変色が起こっていたとは思えないほど、見違えるような仕上がりに生まれ変わりました。
■ 職人としての感想：再メッキは美しさを蘇らせる最高の選択
このリングは、加工前の状態は相当硫化が進んでおりせっかく良いデザインでも高級感が無くなっている状態でした。
錆取りの際も、デザインの形を変えずに汚れと酸化を落とす必要があり、シルバー製リングの変色対策の難しさを改めて感じました。
しかし、K18メッキによる再メッキ仕上げが完成しまた新しいSV９２５製のリングとして生まれ変わり新たなリングの人生が始まると思いました。
■ 同じようなお悩みをお持ちの方へ
- シルバーリングが黒ずんできた
- 昔のリングをもう一度使いたい
- 高級感のあるゴールドカラーに変えたい
このようなお悩みには、錆取り＋再メッキによるK18メッキの新品仕上げが非常に効果的です。
シルバーリングの変色は適切な処理によって美しさを完全に取り戻すことができます。
ご依頼、誠にありがとうございました。
大切なジュエリーの再生をお手伝いできたことを、心より光栄に思います。
またのご相談を心よりお待ちしております。
修理加工前
修理加工後
