ディオールのチェーンネックレスをロジウムで再生！輝きと高級感を取り戻した修理ビフォーアフター

【DIOR CDアイコンチェーンリンクネックレス】

ロジウムメッキ（シルバー色）新品仕上げ 加工レポート

■ 加工前の状態
お預かりしたネックレスは、チェーン全体に黒ずみやくすみが広がり、ロジウムメッキが剝がれており中から錆がでてきている状態でした。

こちらはアクセサリーの錆が気になり始める典型的なケースで、地金には細かい擦り傷や、錆によるくもりが目立っていました。全体的に輝きがなく、アクセサリー本来の存在感が発揮されていない状態でした。

■ 加工内容とポイント

◎ 細部まで行き届いた下地処理
まずはチェーン全体を洗浄し、錆や酸化による膜を丁寧に取り除きました。アクセサリーに錆が出ている場合、単なる拭き取りでは不十分なため、専用の薬剤と超音波洗浄を併用しています。

その後、一コマずつ研磨を行い、元のデザインを損なわないよう注意を払いながら、地金表面をなめらかに整えました。

◎ ロジウムメッキでクールな輝きに再生
しっかりと下地を仕上げたあと、ロジウムメッキを施しました。ロジウムは、アクセサリーの錆防止にも有効で、光沢だけでなく耐久性も向上させる加工です。CDモチーフやチェーンの各面が美しく反射し、高級感のある仕上がりになりました。

■ 仕上がりの印象
加工前のくすんだ印象とは大きく変わり、アクセサリーにありがちな錆や色ムラも一掃されました。ロジウム特有のクリアな輝きが加わり、モダンで洗練された雰囲気に。

CDロゴの部分もくっきりと映え、アクセントとしての存在感がしっかり戻りました。錆に悩んでいたお客様にも安心して使っていただける仕上がりです。

■ 職人としての感想
このような厚みのあるチェーンは、磨きとメッキのバランスが仕上がりを大きく左右します。特にCDモチーフの彫り部分には錆が入り込みやすいため、汚れをきちんと落としたうえでロジウムをしっかり定着させることが大切です。

ロジウムは、アクセサリーの錆を防ぐだけでなく、仕上がりにも清潔感と品の良さを与えてくれる素材だと改めて感じました。

ご依頼ありがとうございました。
アクセサリーの錆やくもりでお悩みの方も、正しい下地処理とメッキによって新品のような状態に戻すことが可能です。

またのご依頼をお待ちしております。