純金の指輪に日本の伝統柄を刻む。控えめで気品ある一生モノに。 日本の伝統的な文様「青海波(せいがいは)」をレーザー刻印

― レーザー刻印による浅彫り加工 ―
金の輝きに、和の魂を。伝統文様を浅彫りで刻印。
■ ご依頼内容
今回のご依頼は、純金K18製のリングへ、日本の伝統文化を感じさせる模様をリング刻印したいというご依頼でした。
お客様のご希望は「刻印部分を白く凹凸があまり出ないような感じにしたい」という希望で、彫りの深さはあえて浅彫りでのを選択しました。
■ 加工内容とポイント
◎ 日本文化をモチーフにしたパターンを、面に対してバランスよく配置しました。もともとはAI(イラストレーター)のデータを使用しましたが、お客様からお送りいただいた際には原寸値データでは無かったため、レーザー刻印機でサイズ調整をしました。
模様は「青海波(せいがいは)」をモチーフにし、印代リングの上面のサイズに合わせてデータを微調整し、刻印が側面に入ってゆがまないようサイズの微調整と位置合わせの微調整がとても大変でした。
◎ 浅彫り刻印依頼。0.1㎜程の深さでの彫刻
今回は浅彫りのリング刻印であるため、深彫りのような陰影が出ないようにレーザー刻印機のパワー出力を微調整しました。また浅すぎる刻印だと小傷などで消えてしまう可能性があるので、0.1㎜深さほどに仕上げて消えづらい深さにしました。
■ 仕上がりの印象
日本文化を感じさせる繊細なデータをリングレーザー刻印が上品に映える仕上がりとなりました。日常でも使いやすい印象になりました。
■ 職人としての感想
リング刻印の中でも浅彫りは一見シンプルに思われがちですが、実際は出力調整や位置合わせ、深さの調整が必要な非常に繊細な加工です。
特にK18リングは、浅彫り加工だと磨き加工ができない為刻印まえの位置合わせが非常に大変です。
今回は、日本らしい模様の美しさとK18素材の良さがマッチし、価値のある一点になったと思います。
リング刻印は、単なる名入れだけでなく、デザインの一部として模様やシンボルを刻むことも可能です。オリジナルのリング刻印をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
またのご依頼をお待ちしております。ありがとうございました。
加工後
加工後

